自分のこと。

日記と自分語り。

2022/04/21(木) 僕がブログを書く理由

自分はブログを書くこと、文章を書くことが好きなんだな、と再認識する一日になった。

きっかけは、仕事で少し長めのメールを書いたことだ。今年度から変更になる業務の運用について、その変更点を関係者に周知するメールを書いた。
変更点は数が多く、内容をまとめるのに苦労したのだけど、結果的に伝わりやすいメールを書けたと思う。
僕は、文章を書く際に生じるこの「苦労」と、書き終えた後の「満足感」が好きだ。
読み手に伝わる文章を書くために、まずその伝える対象を咀嚼して自分の中で理解を深める。理解したと思って書き始めるも、分かりやすい文章にならず、自分の理解が浅かったことを知る。整理しなおして対象についての理解をより深めてから、書くことに再トライ……
そんな苦労を重ねて書きあげた文章は洗練されており、対象について自分が理解を深められたことを証明してくれる。その証明が、自分にとってはとても嬉しいものであり、読み返すたびに満足を感じる。

僕がブログを書いている理由の一つとして、上記の「苦労」と「満足感」を味わいたい、という願望がある。願望の根本には、いろいろなことを知りたい、深く理解したいという知的欲求があるのだと思う。何かを知ることは楽しい。
とどのつまり、ブログを書くことが楽しくて好きだから書いている、というわけだ。

本ブログを更新し始めてから、だいたい3週間が経過した。ありがたいことに徐々に読者が増えてきて、スターがついたり、ブックマークされたりして素直に嬉しく思う。
お読みになって下さっている皆様、いつもありがとうございます。自堕落な私が継続してブログを書く励みになっております。

今後もブログは書き続けていくつもりだが、そのモチベーションは読者やスターを獲得したいという、承認欲求ではない。
日々の出来事について立ち止まって考えたい、読んだ本の内容を深く理解したい、他の誰でもない「自分のこと」をより知りたい……といった知的欲求を一つの柱として、今後も書き続けていきたい。
(自分専用のノートやメモ帳ではなくブログに書いているのは、読み手に伝えようと意識することで、より内容を噛み砕こうして理解が深まるから。)

最後に、僕が好きなpha*1さんの著書から、一部引用させてもらって締めとする。彼が15年にわたりブログを更新してこられた理由が端的に表されている。

「物を書けば書くほどいろんな発見がある。僕はもっといろんなことをわかりたいから、文章をずっと書いている。」

『人生にゆとりを生み出す 知の整理術 (大和書房)』


では、また。

*1:京大卒。はてなブロガー、作家、元「日本一有名なニート」。