自分のこと。

日記と自分語り。

2022/04/23(土) 芸術

昨日から実家に泊まっている。
静養するため、起床アラームを切って床についた。ただ、父のいびきがうるさくて、あまり寝付けずに結局早めに起きてしまった。

居間で顔を合わせるなり父が、「今日は11キロ」と言い放ってきた。どうやら最近、健康のために早朝に散歩しているらしい。脚が鍛えられて、ズボンのサイズも変わったのだとか。何はともあれ、肉親が健康でいてくれるのは嬉しいことだ。(初めはなんのことかと思ったけど。)

居間のテレビでは、バンクシー展についての特集が組まれていた。
僕は芸術には滅法疎いのだけど、バンクシー展はちょっと見に行ってみたいなと思った。作品ガイドが用意されているので、背景知識も教養もない僕が行っても楽しめそうだし。

芸術は、趣味として楽しむには敷居が少々高い、というイメージがある。
お金もかかるはずだし、背景知識の勉強も必要だし……楽しめるようになるには、時間と手間が必要だと思っている。

ただ、こういう楽しめるようになるまでに手間がかかる趣味というのは、手間がかかる分、楽しさ・面白さも一塩だと思う。
京大卒・元ニートのphaさんは「マゾヒストのための苦行」だと考えていたサウナにハマった経験を例に出して、

「楽しくなるまでに時間がかかるジャンルほど、いったんハマると奥が深くておもしろかったりする。サウナもそうだし、勉強もその一つだ。」

と述べていたが、よく共感できる。
僕は上達に時間がかかる娯楽、具体的には野球やパズルゲーム、読書なんかが好きで、練習→成長のプロセスを楽しんでいる。

現代ではもう何年も前から「誰でも、いつでも、どこでも即座に楽しめる」ものに人が集まっている気がする。ソーシャルゲームSNSがその最たる例だが、みんなもう少し時間と手間がかかる趣味に手を出してみてもいいのかもしれない。

とりあえず、僕は副反応が治まったらバンクシー展に行ってみようと思う。あまりハマらないかもしれないけど。


では、また。