自分のこと。

日記と自分語り。

【読書メモ】『朝の知的生活術 (講談社プラスアルファ文庫)』 現代情報工学研究会

要点

  • 妄信的に朝活を勧めているわけではなく、人生を充実させるための一手段として、朝の時間の活用を説いている。
  • 朝のメリットは沢山ある(脳がフレッシュ、邪魔がない等)が、中でも、一日の始まりを有意義に過ごすことで、その日全体をも有意義できることが最大のメリットだろう。(私もここ1週間ほど朝5時頃から読書や筋トレを実践してみているが、朝の時間が充実すると心に余裕が生まれて、昼の仕事、ひいては仕事が終わったあとの夜の時間すら活動的に動くことができた。)
  • 結局の所、自分の人生をいかに過ごすか、知恵を働かせて見直してみよう、という自己啓発的な側面が強い本だと言える。

朝の知的生活術 (講談社プラスアルファ文庫) https://www.amazon.co.jp/dp/4062560364/ref=cm_sw_r_awdo_1A8C0C075HBVBB2RSXPH

引用ベストスリー

  1. 「個人的な楽しみや趣味、夢の実現などは「余った時間」に処理すべきだという「余暇」的な発想は、基本的に考え直す必要がある。どうして楽しいことは、余った時間にやらなければいけないのだろう。」p.132
  2. 「自分自身を高め、磨くための時間、自分自身が楽しむための時間、自分自身を鍛えるための時間……。こんな時間は、待っていてもやってこない。絶対にやってこない。自分で創り出さなければ、得られない。そのための努力が必要なのだ。」p.142
  3. 「早起きすることが、すばらしいのではない。朝のほんの一時間を活かすことによって、一日二四時間の生活が変わることがすばらしいのだ。」p.40

1.「個人的な楽しみや趣味、夢の実現などは「余った時間」に処理すべきだという「余暇」的な発想は、基本的に考え直す必要がある。どうして楽しいことは、余った時間にやらなければいけないのだろう。」p.132

パラダイムシフトが起きた。自分にも「余暇」的な発想はあった。趣味や自分のやりたいことは、仕事ややらなければいけないことを終えたあとの「余った時間」にやるものだ、という考えがあった。自分自身がこの固定観念にとらわれてしまっていた、という気づきを得られた。

2.「自分自身を高め、磨くための時間、自分自身が楽しむための時間、自分自身を鍛えるための時間……。こんな時間は、待っていてもやってこない。絶対にやってこない。自分で創り出さなければ、得られない。そのための努力が必要なのだ。」p.142

利根川が言ってそうな、厳かな熱量を感じる言い回しがいい。自分自身の人生を楽しむための時間は、他でもない自分自身の努力によって作り出すしかない。

3.「早起きすることが、すばらしいのではない。朝のほんの一時間を活かすことによって、一日二四時間の生活が変わることがすばらしいのだ。」p.40

早起きはあくまで手段であり、本質的には24時間、ひいては人生全体を楽しいものに変えることが目的である。